打ちっ放しコンクリートのデメリットと解決方法について

こんにちは、打ちっ放しコンクリート補修専門会社のREPROです。

おしゃれなインテリアを考える上で欠かせない「打ちっ放しコンクリート」。
新しい住宅や店舗を建てようと考えている方で、打ちっ放しコンクリートの導入を検討している方は多いかと思います。

https://reproconcrete.com/2021/10/17/goodpoint-concrete/

↑前回、打ちっ放しコンクリートの魅力について記事にしました。

既に魅力やメリットについて知っている方は多いでしょう。
しかし、やはり知っておかないといけないのは、そのデメリット。

そこで、今回は

「打ちっ放しコンクリート」のデメリットとその解決方法についてお話します。

打ちっ放しコンクリートとは

「コンクリート打ちっ放し」とは、RC(鉄筋コンクリート造)やSRC(鉄骨鉄筋コンクリート造)の建築物の仕上げの一つです。構造体であるコンクリートをそのまま仕上げとするもので、型枠にコンクリートを流し込んで硬化させた後、型枠を外して、耐水性を向上させるために、外壁には撥水剤を塗布します。
普通の外壁より「無骨さ」や「都会的」な雰囲気を作ることができるのが特徴です。

打ちっ放しコンクリートのデメリット

実は打ちっ放しコンクリートには以下の3つのデメリットがあります。

ひび割れの発生

コンクリートは化学製品なので環境により少しずつ変化していきます。
目立ちやすい変化の一つとして、ひび割れがあります。ひび割れの原因は様々ですが、最も多いのは乾燥収縮ひび割れです。乾燥収縮ひび割れは、構造上問題はありませんが美観を損なう原因になります。

コンクリートのひび割れ

②カビが生える

通常の打ちっ放しコンクリートは、表面仕上げがありませんので、日当たりが悪く、風通しが悪いところでは、コンクリート表面が乾燥しにくくカビが繁殖しやすくなります。また、コンクリートは経年劣化によりどんどんカビが生えやすくなる性質がありますので、注意が必要です。

コンクリートに発生したカビ

③結露しやすい

木造建築と違い、高気密な壁で構成されるコンクリートは室内が換気されにくく、結露が発生する条件を満たしやすいといえます。結露してしまうと、室内にカビが生えてしまい、カビを餌にするダニも増えやすい環境になってしまいます。室内に打ちっ放しコンクリートを検討する方は、結露対策は必須と言えるでしょう。

コンクリートに発生した結露

打ちっ放しコンクリートに必要な対策

これらのデメリットを乗り越えるために、必要な主な対策はこちらです。

対策その1:定期的に洗浄やひび割れ補修を行う

どうしてもシミや汚れは付いてしまうものなので、定期的に外壁洗浄することをオススメします。専門業者による高圧洗浄を行うことで、シミや付着物を除去します。また、コケやカビなどの根は、薬品を使うことで徹底して除去します。
また、ひび割れ箇所の補修も重要です。ひび割れが発生している箇所に弾性塗料などの補修剤を使用することで、効果的にひび割れを隠すことができ、再発の予防にもなります。打ちっ放しコンクリートの美観を保ちたい方には必須のメンテナンスといえます。

対策その2:撥水剤の塗布

水を吸収しやすいコンクリートは結露やカビなど、様々な問題が生じます。
そのために撥水剤を塗布する予防対策がオススメです。無色透明なので撥水効果だけでなく、コンクリートの見た目も維持することができます。耐用年数は3年〜7年と長持ちするのでオススメです。

対策その3:頻繁に換気をする

室内に打ちっ放しコンクリートがある方は頻繁に換気をしましょう。結露を防ぐために、冬でも最低1日に1回は窓を開けて換気をするようにしてください。換気によって結露によるカビや汚れを予防することができます。

まとめ


打ちっ放しコンクリートは、おしゃれで高級感がありますが、それを保つためにはメンテナンスが重要です。メンテナンスには弾性塗料や撥水剤といった材料を使った対策やこまめに換気をする等に日常的な対策があり、多方面から継続してケアしていく必要があります。

コンクリートは複雑でセンシティブなので、施工着手時から施工後のメンテナンスまでとても気を使います。手を抜いてしまうと簡単に見た目の汚いひび割れの多いコンクリートとなり美しいコンクリートは作れません。
しかし、正しい知識を持ち適切な対策を取れば、美しいコンクリートを長く維持することができます。

REPROは打ちっ放しコンクリート補修専門会社です

↑こんな感じで日々全国の打ちっ放しコンクリートの施工に携わっています。

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打ちっ放しコンクリートの魅力とは?

「打ちっ放しコンクリート」はカフェやデザイナーズマンション等、

全国の様々な場所で使用されています。

しかし、「打ちっ放しコンクリート」というワードは聞いたことあるけど、いまいちイメージがつかない人が多いのではないでしょうか。

今回はそんな打ちっ放しコンクリートの魅力について、
「打ちっ放しコンクリート専門会社」であるリプロがお話したいと思います。

打ちっ放しコンクリートとは?

打ちっ放しコンクリートとは躯体自体を活かした仕上げの方法です。

普通の外壁は塗装やシートなどが上から張られていますが、「打ちっ放しコンクリート」はコンクリートをそのまま使用して、むき出しの状態なことを言います。

普通の外壁より「無骨さ」や「都会的」な雰囲気を作ることができるのが特徴です。

打ちっ放しコンクリート

こちらは弊社リプロが施工した打ちっ放しコンクリートです。

打ちっ放しコンクリートの魅力とは?

打ちっ放しコンクリートの魅力は大きく分けて4つあります。

①おしゃれで都会的な空間

むき出しのコンクリートをそのまま使うことで他にはないクールで都会的な雰囲気を演出することができます。コンクリートのグレー色は様々なジャンルのインテリアとも相性がよく合わせやすいので、可愛い系のカフェから洗練された美術館まで、打ちっ放しコンクリートは幅広く使用されています。

また、コンクリートは意外にも木材とも相性がよく、木の床や天井と組み合わせて、暖色系の照明を用いたりすると温かみのあるインテリアを作ることができます。このように使い方次第で普通では味わえない特別感や重厚感のある空間を作ることができるのが魅力の一つです。

②柱がない分、空間が広がる

コンクリートを外壁に使用することで強度が確保されるので柱が要らなくなり、広い空間を作ることが可能になります。
木造建築等では柱を部屋の中心などに配置することが多いので、カフェやバーのような広々とした空間を演出したい時には打ちっ放しコンクリートは最適です。

③遮音性・防音性が高い

コンクリートなので木造に比べると遮音性・防音性にとても優れています。
静かな空間を作りたい時、大音量で音楽や映像を流したい時には打ちっ放しコンクリートは適しています。
カフェやバーでは近隣との問題も起こりやすいので、そういった騒音問題の対策としてとても効果的です。

④耐火性・耐震性に優れている

コンクリートは約1000℃の炎の中でも、約2時間持ち応えられる耐火性を兼ね備えています。万が一、部屋から出火したとしても通常の木造構造物よりは燃え広がる危険はリスクは低くなるでしょう。
同様に耐震性にも優れているので、いざという時に打ちっ放しコンクリートは安心です。

まとめ


ここまで打ちっ放しコンクリートの4つの魅力についてご紹介いたしました。
今回の話で少しでも打ちっ放しコンクリートに興味を持って頂けたら嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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