札幌・杉板打ちっ放し外壁の1年自主検査事例【化粧補修の経過確認】

施工から約1年が経過した、北海道札幌の杉板型枠打ちっ放しコンクリート外壁の自主検査に行ってきました!

「杉板型枠の木目と節がコンクリートに鮮明に転写された外壁面。1年経過後も質感・色調ともに良好な状態を維持。」

今回の現場について

こちらの建物は、杉板本実型枠を使用した打ちっ放しコンクリート外壁が特徴的な施設です。当社では施工後も定期的な自主点検を行っており、今回は竣工から約1年のタイミングで現地確認を実施しました。
北海道・札幌は本州と異なり、積雪や凍結を繰り返す厳しい気候環境にあります。コンクリート外壁にとって、冬季の凍害リスクや温度変化による挙動は無視できない要素です。だからこそ、1年目の経過確認は特に重要な意味を持ちます。

「冬季の札幌でも杉板コンクリート柱の表情はしっかり維持。ピロティ部分の1年後の状態確認。」

施工内容の振り返り

竣工時の施工内容は以下の通りです。


◆モルタル付け
型枠解体後に見られた気泡・巣穴・打ち継ぎ目などの不陸部分に対してモルタルを充填し、下地を整える作業です。打ちっ放しコンクリートは表面の凹凸がそのまま見えてしまうため、この工程が最終的な仕上がりに大きく影響します。


◆ペーパー当て・下地調整
モルタル付け後はペーパー(研磨)を当てて面を整えます。補修箇所と既存面の段差をなくし、塗装の密着性を高めるための重要な工程です。表面が滑らかに整うことで、化粧補修の仕上がり精度も格段に上がります。


◆化粧補修(色合わせ)
下地調整が完了した後、専用の補修材と色粉を使い、既存の杉板コンクリート面に合わせた色調整・質感再現を行います。補修跡を目立たせないよう、木目の流れや陰影、コンクリート特有の表情まで丁寧に再現していきます。

施工当時の写真 モルタル付けの風景を撮影
施工当時になります。モルタル付け、ケレン作業
打ちっ放しコンクリートのパネルの補修も状態を確認

ランデックスコートWS(艶消し透明)
最終仕上げとして、ランデックスコートWSを全面に塗布しています。こちらは大日本塗料株式会社が製造する水性のクリアー塗料で、優れた撥水性・透湿性を持ち、コンクリート表面への水分侵入を防ぎます。札幌のような積雪寒冷地では特に、凍害防止の観点からも効果的な保護塗装です。なお、ランデックスコートWSの塗布は他社施工にて行っていただきました。「弊社施工のランデックスコートの実績はこちら

「杉板模様・色調ともに施工当時の表情を維持。凍害による劣化も見られず良好な状態。」

1年後の検査結果

実際に現地で確認した結果、以下の点が確認できました。
外壁全体の状態は良好。 杉板の木目模様はしっかりと残っており、表情豊かな仕上がりが継続しています。1年経過後も補修跡の浮きや剥離などは見られませんでした。
エフロレッセンス(白華)の発生なし。 ランデックスコートWSの撥水効果により、雨水の染み込みが抑えられており、白華の発生はほぼ確認されませんでした。札幌の厳冬期を経た後でもこの状態を維持できていることは、施工品質の高さを示す結果といえます。
化粧補修部分の追従性も問題なし。 冬季の温度変化に対して、モルタルと化粧補修の追従性も良好で、施工当時の仕上がりが保たれていました。

定期点検の重要性について

打ちっ放しコンクリートは、メンテナンスなしでそのまま放置すると、経年とともに汚れ・白華・クラックなどが進行します。特に札幌をはじめとした寒冷地では、凍害による表面劣化が起こりやすく、早期発見・早期対応が建物の長寿命化につながります。
節目ごとに自主検査を行うことで、小さな変化を見逃さず、必要に応じて適切なメンテナンスを行うことができます。今回の1年検査でも、補修が必要な箇所がないかを細かく確認し、現時点では問題なしという結果を確認しています。
当社では施工後も継続的に経過観察を行い、建物の資産価値を長期的に守るサポートをしています。

札幌・北海道エリアでの打ちっ放しコンクリートの補修・化粧補修・自主点検についてのご相談は、ぜひお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください!

    投稿日: ブログ | タグ:

    リプロン について

    京都出身で高校卒業後オーストラリアに単身留学… 帰国後は札幌で歯科技工士を7年勤めそして建築業界に転職し… 2019年2月に独立起業! 個人事業主として日々現場作業をこなしていく傍ら時間を見て営業活動もこなす 他に動画の撮影や編集、ホームページを得意としています! 2021年に法人化し2023年には札幌に支店を出す予定でいます! 徐々にではありますがゼネコン様と直接取引もさせて頂くようになり日々邁進中です!